北米駐在員が考える実際に必要な英語力と勉強法

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こんにちは、今日は東海岸で駐在をしている私が考える海外で暮らすために必要な英語力やそれを身に着けるためにYoutubeを使った英語勉強法についてご紹介をしたいと思います。

TOEICの点数

簡単に私の背景を紹介すると、私は外資系企業につとめており、現在、ニューヨークに赴任しています。日本にいた頃の英語力はというと、TOEICが760点が最高点数ですが、600点台後半~700点台前半が多かったです。TOEICでは750点ほどあればビジネスはできるというカテゴリーに属しますし、その他過去に受けた社内の英語コミュニケーションスキルについてもコミュニケーションはある程度取ることができるとされる評価でした。(この試験は実際に電話がかかってきた時の対応など、筆記ではなく英語コミュニケーション力が問われる内容でした)

これは私の解釈ですが、TOEICはあくまで試験であり、実際にスコアをあげるためのスキルなども必要とされるため、あくまで英語力の「目安」であり、仕事の際にそれだけで評価をするには十分な指標ではないと思います。

実際に直面した悩み

日本にいた頃にも電話会議などが週に多い時で3日などあり、それなりにコミュニケーションをとる機会はありましたし、必要事項についてやり取りはできていた、と思っています。しかし、こちらでの生活の立ち上げ時に直面したのは、

  1. 聞き取れない
  2. 伝わらない
  3. 何言ってるかわからない

おいおい、全部じゃないか、はいそのとおりです。1については、早口、リンキング、リダクションなど特に東海岸の英語のしゃべり方もあってか、途方に暮れたことは1度や2度ではありません。2については発音、文法双方の問題が大きいと思いますが、発音が占める割合がやや高いと思っています。3については独特の言い回し(idiom)、語彙力、文法と分析しています。

リスニングについて

北米の大学に在籍していた人(ペラペラだし発音も素晴らしい)に聞くと、「耳が慣れる」には1年ほどはかかるとのこと。これはやばい、、、と思っていた私にはありがたい言葉でした。しかし、この1年というのは暴露量にも準ずると思うので、1年間北米にいれば耳が慣れてくる、というわけでもないと思います。そしてコロナ禍以降、リモートワークもオプションとなる中、暴露量は下がっていると思います。

ではどうするか?でも今は、勉強するためのツールは世の中にあふれていると思います。オンライン英会話、本での学習、TV、Youtubeなど、、沢山あります。特に聞き取りについてお勧めするのは、TVとYoutubeです。

オンライン英会話はせっかくの数少ない英語アウトプットができる機会だと思うので、そこにフォーカスしたほうがいいと思います。

TVとYoutubeですが、注意点があると私は思います。

それは、TVでもその番組です。ニュースは、所謂「訛り」や「癖」のないとても綺麗な英語です。確かに少し早口だったりするキャスターもいるので、ある程度の聞き取り能力は必要かと思いますが、これでは実際の英語の会話はなかなか聞き取れないと思います。実際には、もっと早口だし、もっとそれぞれの癖があります。

TVでもバラエティ番組を見て理解できる、ドラマを見て理解できるレベルであれば、日常生活やビジネスシーンでも問題ないだろうと思います。あとは聞き取れても理解できないと意味がないのですが、ここはidiomsを知っているか知っていないかも非常に大きいです。

そこで私はTVドラマで英語勉強というYoutubeのチャンネルをみて勉強するようにしています。ここでは聞き取りはもちろんのことidiomsも紹介してくれているチャンネルが多いです。よく紹介されているFRIENDSは面白いし、シリーズとしても長いので特に東海岸に来る方々にとっていい教材だと思います。

実はこの記事を書こうと思ったきっかけは、あるYoutubeのチャンネル、英語の聞き取り20シーンみたいなものだったのですが、コメントに「これが聞き取ることができれば大丈夫ですか?」と書いてあったからです。

私の英語力では最初からFRIENDSは分からないことも多く、2度ほど挫折しています。最初は少し聞き取れないかなというレベルのものを見つけてそこからはじめないと続かないと思うので、そういった時にはよいと思います。しかし、英語の聞き取り20シーンは比較的ゆっくりで、癖(リンキングなど)もほぼなく、発音も綺麗なので比較的聞き取りやすいと思うのです。聞き取りみたいなタイトルであってもここでフレーズを学んで自分が伝える時に活用する方がいいと私は思います。

英会話(自分が伝える)場合

私の場合はどこか1つが欠けているわけではなく、複合的に「できない」のでどれもレベルアップする必要がありますが、発音はその中でもボトルネックです。

日本人がよく言われる「LとR」「BとV」などにとどまらず、「i」なども実は正しい発音ができない人が多いとご存じでしたでしょうか?

自分では同じように発音できている、、、と思ってもどうやら全然違うらしく、全然伝わらない(例えば「virtual」って何回いっても伝わらない、referenceがdifferenceにしか聞き取ってもらえない)ことが多くありました。そして未だにあります。

アプローチの方法はいくつかありますが、まずは基本を学ぶということでIPAチャートでそれぞれの発音記号と発音をマッチさせることが近道ではないかなと思います。次にyougolishで具体的に単語を検索して学ぶということをお勧めします。

IPAチャートの発音学習に「フォニックス」というのがあり、Youtubeでも紹介されています。一度フォニックスを見てみるのはいいと思いますが、それぞれのvowlsとconsonantsはオンライン英会話をしているのであれば、ネイティブの先生にならうのがお勧めです。実際の自分の発音と正しい発音に乖離があるのか判断してもらえるからです。自分でできることとしては、舌の位置なども頭にいれておくことです。とはいえ、これはなかなか私も発展途上です、、。

実際に東海岸で生活をする私の考える、ビジネスで使える英語力でした。

読んでいただきありがとうございます。

 

 

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