秋も深まってきていよいよ秋本番、大好きなアップルパイの季節がやってきました。
9月14日から開催の新宿伊勢丹のフードコレクションにも参加し、伊勢丹限定「ラ・メゾン白金グラン」の紅玉りんごまるごと1個を贅沢に使用したアップルパイも購入してきました。
アップルパイの外側に林檎をかたどるようなパイ生地がありました。最近アップルパイの生地に目覚めてきた私。この生地もバターふんだんでさくさくしていてすごく美味しかったです。割ってみると少し固めの林檎のコンポートは紅玉なので少し酸味がありますが、濃厚化スタートが一緒にはいっていて、一緒に食べるとすごく美味しかったです。
どこにいってもアップルパイはそれぞれ凝った味で甲乙つけがたいのですが、日本のパティスリーの研究熱心さでどこも海外仕様のアップルパイをベースにして日本向けに合わせたものが多い気がします。そしてたまに食べたくなるのが、昔子供の時に食べていたようなもう少し「素朴な味」といっても、家庭で作れるようなものではなくて昔のケーキ屋さんで売っていたような素朴なでもきちんとしたお店のアップルパイが食べたくなりました。
そこで見つけたのが近江屋洋菓子店です。食べログでも調べてみると高得点で、レビューアーもアップルパイに対しては「昔懐かしい味」と評されており早速訪問してきました。
東京メトロ淡路町の駅から徒歩5分ほどで到着します。こんな老舗のお店なので日曜日はやっていないかなと勝手に思いましたが、月曜日~土曜日は朝9時~19時まで、日曜日も10時~17時30分まで営業されています。
レビューにもあったように外観はまさにビルで、意識してないと一瞬通り過ぎるかもしれません。ただ、中に行列ができていることも多いようなのでそれで気づくかもしれません。私は土曜日の15時過ぎに伺いました。店内に数名のお客さんがいらっしゃいましたが、行列まではできていませんでした。
個人的には手書きでなんともレトロな商品表記や陳列が好きです。アップルパイはもちろんですが、ここまできてアップルパイだけで帰るなんてことは勿体なくてできません。この時は少し暑かったのでコーヒーゼリーも美味しそうだし、チョコレートケーキも、、、ただ、この苺ショートケーキホールを小さくしたような苺サンドが私の心をとらえてやまず、少しお高いですが苺サンドを購入しました。最近どのお店も様々な影響で値上げはされております。苺サンドは量も多いし、シャインマスカットなどは原材料が高いということもありますが、それ以外で近江屋さんは値段に関して良心的でかなりコスパが高いお店だと思います。
お目当てのアップルパイ、ありました!
あと個人的にはケーキって購入すると「賞味期限はその日中」と言われることです。それでも食べきれないから翌日にいただくこともあるのですが、近江屋さんでは私の聞き間違いでなければ、翌日と言ってくださいました。
さらにはアイスキャンディーなるものも見つけました。残念ながらさすがにキャンディーは断念です。
いろんなフルーツの種類がありました。
さて、それぞれ苺サンドとアップルパイをいただきました。まずはアップルパイですが、パイ生地結構しっかりしていています。フィリングのコンポートですが、こちらはアップルパイオンリーで酸味はあんまりないですが、優しい甘さです。フィリング自体は結構量がありますが、あっさりとした甘さなので食べやすいです。最近は結構甘く煮詰めたものもあり、それはそれで美味しいのですが、私が求めていた「とても懐かしい」アップルパイです。
そして気になっていた苺サンドです。これも本当に「懐かしい」味です。なんというか最近はやりの洋菓子店のような「豪華絢爛さ」や「派手さ」のようなものはないですが、スポンジ、クリーム、イチゴの酸味があっていて、そういった有名店にひけをとらない美味しさです。クリームが結構たっぷりなのですが、なぜか「軽い」味なのです。日本人の舌にあっている、さすが明治創業以来、伝統を守っているお店だと思いました。
他のメニューもとても美味しそうで、絶対にまた再訪したいと思います。アップルパイはもちろんのこと苺サンドも想像以上でお勧めです。
読んでいただきありがとうございました。
コメント