こんにちは、オッターです。またオミクロン変異株大流行で様々な措置がとられるようになりました。今日はコロナ禍でリモートに慣れてしまった私たちが会って話すことの効果について自分の考えを紹介したいと思います。
「会って話すこと」という本を読んだ感想そして、会って話さないことで生じたトラブルをご紹介することであなたの仕事やプライベートの一助になればと思います。
オッターの考えと背景
オッターは部下を持たないリーダーです。リーダーはその名のとおり目標に向かってみんなを導く人なわけですがそんな立場であっても、在宅ワークに慣れてしまい出社しなくてもそんなに困ることはないのではないか?と考えるようになりました。
詳細はこちらにブログとして掲載しています。https://enjoy-life-in-tokyo.com/go-to-office-or-working-from-home/
要は自分で自己完結できるし、リモートで会議も無駄に多いし(苦笑)、さらに会ってまだ何か話すの?自分の仕事をしたいんだけど、と思っていました。
それでも出社してネットワーキングをすることによって得られることがあるな、とは思いました。ただ、もうある程度チームとも関係性ができたとなると、そこまで頻回に会わなくても業務はまわっていくとも思うようになりました。
会社や上司からもよくチームとコミュニケーションをもっと取るべきだ、といったような圧を感じる中で、
- 関係性ができてくる中で連絡も頻回にくる、そして会話も長引く傾向にある(自分の業務時間が圧迫される)
- コミュニケーションとるってダラダラ話すことなのか?
と思うようになってきたときに、ネット記事を読んでいると「会って、話すこと。」(田中泰延さん著)という本が紹介されました。
「会って、話すこと。」を読んだ。
この本のネット記事での紹介は、関西人の「知らんけど」は無責任なのではなく、奥深い(むしろ謙虚)といったとても興味をそそられる記事でした。
この本を読めば、会って話すことの意義がわかるし、関係性構築のために会話が必要、でも相手にそんな興味がない時の秘訣が書いてあるはず!、そう思ってAmazonで1,500円定価の本をクリックしました。
結果、目的は何一つ達成しませんでした。
筆者がだいたいふざけている(笑)、そして秘訣なんてものは何もなく、むしろ最初から「人は他人に興味がない」となっています。おいおい、傾聴、相槌、オウム返しが大事って言われてきたんですけど、、とこれまでの概念をつぶすには十分な本でした。
ただ、目の前のビジネスシーンでのディスカッションやファシリテーションの秘訣などはないので、そういった内容を求めているのであれば、この本は役立ちません。
でも職場の人間関係においてもソーシャルトークも必要だけどいまいちうまくできないとか、会議の時にいろいろとコメントをしてしまうとかそういう人とか、とにかく会話におけることで何かしら自分の課題を感じている人は読んでみることをお勧めします。
自分でこの本を読んで大事だと感じたことを挙げます。
- くだらないことの素晴らしさ(面白い会話は知識ベース)
- 他人の発言にどう返したかが今のあなた
- 行為より言葉の方が重い
- 会話の始め方、終わらせ方
この本の中で何が役立つかは個人差もありますし、すべて述べませんが、2番は私の中で日頃の行動を思い返すきっかけとなりました。リーダーとして正しいことを推進しなければならないという責任感から、会話ではなく会議の場ではありますが、コメントをすることが多い気がします。しかも正しいか否かという視点だと、どうしても指摘が多くなってきます。でもこの本に「無理に何かをいうよりも微笑んでいたほうがいい」という記載を読んで、’傾聴とかいくらしても、何かを言って損なうこともある。Criticalじゃないなら微笑んでおこう」と思えました。
会って、話すこと。https://www.diamond.co.jp/book/9784478112625.html
文字も大きいので2時間もあると読めます。
会って話さないことで生じたこと
会って話した方がいいことは分かった。でも会って話さないことでどんな問題が生じるのか?ないのではないか?と思っていましたが、ありました。この疑問を師匠とお話していた時に師匠も同じようなことを周りで見たといっていました。
- 会って話さないと、相手をどんどん嫌いになる
チームで仕事をしていると常に同じ考えであるわけではありません。メールやオンラインを通じただけの会話では理解の齟齬が生じることもあり、チームの方同士のトラブルなども起きました。
そして会って話さなかった二人は、お互いに「相手がこうなんだ!」ということを主張し、関係性は最悪な状態になり、業務が遂行できるようであればそれ以上は望まないと周りが思うような関係性となりました。
でもきっとそんな関係性になる前に、会社で会って話しておけばこうはならなかったし、最悪な関係性ではいくら業務遂行が問題ないとはいえ、ロスがあると思います。
じゃあ、なんで会社で会って話しておけばこうならなかったと思うのか。
オッター自身、ちょっと面倒だなと思うことがあって、もともと関係性はかなりいい人だったのですが、「なんかちょっと面倒で嫌だなぁ、、、」と思うことがありました。そのことが複数回重なると、少しずつそれが蓄積されていくのです。
でも直接会って話をすると、「あの人はあの人で大変なのね」とか「こういうことを言いたかったのね」と思い、その負のスパイラルから脱出できました。そしてもう1つ
- お互いの気持ちがもっとよく伝わる
関係性が構築されるとやたらと連絡がくるようになりました。こっちの事情、お構いなし。でもこれって一緒に会社にいたら雰囲気で「今って話しかけちゃいけないな」って察知される部分もあると思います。また、話していても相手が急いでそうだからもう終わらせようと気づくなどもあったと思います。
でも声だけ(もしくはあの小さな画面だけ)では全く伝わらない。自分の話をし続けたい人がどんどん話をし続けるわけです。
ある程度で切り上げることはありますが、これは会って話したらきっと回避できるだろうと思います。やたらとみんなの気持ちに気づかないで会議を設定したり、延長したりする上司も同じです。オンラインだからみんなの気持ちに気づかないのです。
今回は会って話すことを読んだ感想、そして会って話さないことで生じるデメリットについて紹介しました。
会話は自分を豊かにするもの
そして、この本の感想としてもう1つ感じたのは、会話は無理やりやりたくもないのにすることじゃなくて、自分が人生をご機嫌に生きて豊かにするためにあるものということです。(本の中にもそのようなことが書いてあります)
石田ゆり子さんの飼っていたラブラドールレトリバーのはなちゃんが糸井重理さんのおうちのワンコぶいちゃんにあてたお手紙をまとめた本「はなちゃんの夏休み」が大好きなのですが、そこにもこんなはなちゃんのお手紙があります(書いているのは石田ゆり子さんなのですが。でもはなちゃんのお手紙にしか見えません)
『ぶいちゃんは、おとなですか。おとなになるってどんなこと?ってばあや(石田ゆり子さんのことです)にきいたら、「ごきげんでいることよ」といいました。ごきげんでいることは、おとなのしょうこなんだそうです。』
はなちゃんの夏休みのブログリンク張っておきます。
自分で自分をご機嫌にすることも、不機嫌にすることもできると思います。不機嫌にするくらいの会話ならきっとしなくていいんだと思いますし(笑)、ご機嫌になる会話の棚がたくさん持てるような自分でありたいなと思います。
読んでいただきありがとうございました。
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