北米のリス 狂犬病のリスクは?

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こんにちは、オッターです。本日は北米での狂犬病について書きたいと思います。

しかし、狂犬病の可能性があると考えられる野生動物・動物に接触をした場合は必ず、医療機関への受診や指示を仰いでください。

日本にいると馴染みのない狂犬病、そして北米の公園によくいるリスとの関係について書いていきたいと思います。

狂犬病について

狂犬病とは、狂犬病にかかった動物に咬まれることで、唾液に含まれるウィルスが侵入し感染をするといわれています。咬まれるだけではなく、傷口を舐められることでも感染のリスクがあるとされています。ヒトヒト感染はないとされています。

そして恐ろしいのは感染し、発症した場合の致死率はほぼ100パーセントとされていることです。

日本では狂犬病ワクチンの接種により撲滅がされていますが、一部の国(おおよそ島国)を除く、ほとんどの国で未だ狂犬病は発生しており、死亡例も報告されています。特にアジアでは犬にかまれることでり患することが多いと認識されているかと思います。地域としてはアジア、南米、アフリカがよく挙げられる地域ですが、北米でも感染例は報告されています。

北米での感染リスク動物

CDCのホームページによると、北米で感染リスクがあるとされている動物は

  • コウモリ
  • アライグマ
  • スカンク
  • キツネ

CDCが出しているレターで感染地域とその原因となった野生動物を見ると、東海岸はほぼアライグマ、西海岸はコウモリとスカンク(カリフォルニア)、真ん中(ミネソタ、アーカンソー州とアイダホやユタ、ニューメキシコ州)はスカンクとなっていました。そして北米の場合は90%以上の感染が野生動物からによるものと報告されているそうです。コウモリやアライグマは知っていましたが、キツネやスカンクは知りませんでした。キツネはエキノコックスがいるのでリスクがあるとは思っていても、動物好きにとっては可愛いと思ってしまうので、気をつけなきゃいけませんね。

野生のリスとの接触(私の体験)

北米の公園などでは至るところに野生のリスがいます。餌やりをしている人なんかもいるし、これまた動物好きにとってはリスってとってもかわいい存在です。こっちのリスは日本にいるリスよりもだいぶ大きいけれど、フワフワのしっぽとくりくりのお目目がとってもかわいい。。

近所の公園で餌を手渡しで渡している人がいて、近くで見ていたところ、「君もあげてみる?」と言われたので私も手渡そうとしたのですが、、、リスも私もおっかなびっくりで上手く渡せなくて、指を少し引っ掻かれてしまいました。幸い出血はなかったのですが、その後、狂犬病ワクチンを打ってはいるもののとても不安になり、結局、クリニックを受診することにしました。

日本人医師のいるクリニックのアポイントメントを取り、早速訪問をしました。ただし、1アポイントメント(特に何か処置を含まない)で日本円にした4万円とか5万円とかそういうお値段がします。保険で多少負担してもらえますが、日本の国民皆保険かつ医療のすばらしさたるをや、、、。(日本て初診料が1000円もしないと思っています。3割負担で考えても、3000円とかそのくらいってことですよね、、、)

既に日数が経過していること、特に肉眼でわかるような傷もすでになく、医師から「リスには狂犬病のリスクはないと指定されているし、予防のワクチンも打っている。もしどうしても検査をしたいなどとなると保険局への申し出等も含めて行わなければならず、普通のクリニックではできない。むしろ破傷風などのワクチンをちゃんと打っているか?」と確認されました。

あとは渡米してすぐだったこともあって、メンタルは大丈夫かと心配されました。さらには数日後、私の様子が心配だったのか、携帯電話がなり私の様子を心配した医師から「その後も問題ないか?メンタルも大丈夫か?なにか(メンタル的に)不調がある前にもチェックという意味でクリニックは受診していいから」と言われました。渡米して環境や文化の違いに戸惑いメンタルダウンする方結構いるんですね、、、。

しかし、それでも不安が残る私はネットの記事やこちらの方の投稿などいろいろと調べました。

CDCからも「People may not know about rabies」というところにオポッサムやリスを心配する人もいるが、これらの動物が狂犬病ウィルスを持っていることはほとんどないと記載しています。

ただし、ほとんどないだけであって、ゼロではないようです。過去のニュースでは東海岸の公園でリスが人に嚙みついていて、狂犬病の感染リスクがあるとされていました。狂犬病に感染した動物は、狂暴になったり、動きが散漫になったりするそうです。

感染動物は見分けやすそうではありますが、自分を守るために、野生動物を愛でるにしても、一定の距離を保つのが一番安全だと思います。

そして当たり前ですが、飼っているペットを守るためにも、ワクチン接種は大切ですね。

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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