池袋界隈の和菓子の名店～一幸庵、郡林堂、nanarica～

酷暑と言っても過言ではないほどの厚さが続く日本列島ですが、暑すぎると食欲もなくしますよね。そんな時甘いものだとするっとはいってしまうことはないでしょうか？

その代表格といえば、プリンやゼリーなどの季節らしいスイーツですが、本日は池袋界隈の和菓子を紹介したいと思います。

茗荷谷の一幸庵

茗荷谷駅を降りて徒歩5分ほど春日通沿いに沿って歩いていき少しだけ奥に入ったところに一幸庵はあります。現在営業日は、水曜日～土曜日の１０時～１６時となりますが、人気商品は売り切れ次第なくなりますので、午前中の方がお勧めです。またinstagramにお休みの情報や季節の和菓子の情報が掲載されているので、行かれる前にチェックするといいと思います。

一幸庵の和菓子の魅力はその独自性だと思います。和菓子はあまり得意ではない、と敬遠しているような方にも是非一度食べてみてほしいです。

例えば、秋限定の栗蒸し羊羹は羊羹の下にカステラのような台があるのですが、少しお味噌が入っているような味がします。これが甘い栗が沢山はいった栗蒸し羊羹と非常にマッチしており、それまで蒸し羊羹をあまり得意としていなかった私もこのお店から和菓子が好きになりました。ご主人は「松風焼」をイメージして作られたそうです。

初夏の土曜日のお昼ごろ伺いました。店内は撮影禁止なので写真はないのですが、前のお客様２組ほどが並んでいましたがあまり待つｋとおもなく入店できました。

この日は季節の人気商品であるわらび餅とワイン錦玉羹の２つを購入しました。

わらび餅は本物の蕨粉を使用されており、とってもやわらかく、プルプルしていて食べ方が難しいです。その辺で販売しているわらび餅も美味しいですが、やはり蕨粉を使用している絶妙な食感とご主人の研究を尽くされた餡ときな粉の上品な甘さでつるんと喉をとおって、もう１つ買っておけばよかったとすぐに後悔をしてしまいました。

もう１つのワイン錦玉羹ですが、錦玉羹は寒天を使ったお菓子で涼香を感じることができ見た目でも楽しめる和菓子です。

上からの写真しかないのですが、淡い紫色のグラデーションになっており、中に金箔と小豆がはいっています。ワイン錦玉羹という名前からどんな味がするのかずっと気になっていました。食べてみるとワインが結構しっかりきいていて、風味というレベルではなくしっかり入っていました。これはお酒を嗜むけれど、和菓子は苦手という方には是非一度試してほしい一品です。

季節ごとの和菓子があるので1シーズンに1度は訪れる価値があるお店だと思います。

郡林堂

護国寺駅もしくは茗荷谷駅からも足を延ばせば徒歩10分ほどでしょうか、東京三大豆大福の１つである郡林堂です。東京三大、、、というのでどれだけ敷居が高いのかと行く前は躊躇していたのですが、お店自体はかなり庶民的なお店でこじんまりとしていました。

並んでいることもあるそうですが、猛暑だったからか前には2～3名の方ですぐに購入できました。当然ながら豆大福とっ水ようかんを購入して帰りました。豆大福は１つ210円でした。

まずは豆大福からです。お餅がものすごく柔らかいです！いろんなコメントを読んでいるとその日でも買った日のお昼と夜ではお餅の硬さが異なるらしいので、食べたらすぐに食べることをお勧めします。そして塩味が少しあり、それがまた餡子の甘さを引き立てていると思います。中にも豆がたっぷりはいっています。個人的にはこし餡が好きなのですが、豆大福はこの赤えんどう豆の食感があってこそだなと思います。