英語圏で駐在をすれば英語は上達するのか?

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アメリカでの駐在が始まり、生活もようやく落ち着いてきました。海外駐在をすれば英語スキルは自然と上達するのかということについて取り上げたいと思います。

よく巷で言われていることは、海外で生活をしても必ずしも英語レベルの上達にはならないといわれています。それに対して私の実体験を交えて、実際どうなのかということについて紹介したいと思います。私の駐在生活はまだ1年に満たないためそのことを踏まえて読んでいただけると幸いです。

駐在前の私の英語レベルと使用頻度

私は本社がアメリカにある外資系企業で働いています。過去には、エキスパットとして本社所属の外国人が上司の上司だったことや、仕事上のレポートラインとして一緒に仕事をしていました。また本社側からの依頼のメールや本社側の設定する会議もありました。

私がリーダーのころは残念ながら(?)、日本国内の環境は外国人に乏しく、シニアマネージャーが参加する大事な会議なども日本語で行われることばかりでした。ただ、英語ネイティブの人が参加する会議では、その人のために資料を英語にする作業などは通訳さんに依頼することもできるのですが、そういうことはできるだけ行ったり、英語でプレゼンしてもいいという場合は英語でプレゼンをしたりはしていました。

メールも週に数回はきていたように思いますし、読むだけだと毎日なんらかはもらっていたように思います。それでも、英語のメールを読むのは日本のメールと比べて時間もかかるし、あまり得意ではありませんでした。さらに返事をするときは自分の英語が正しいのか気になることも沢山あり、少し説明が必要な内容の場合は自分の英語で正しく伝わるか英語を翻訳ソフトにいれて確認したりしていました。そもそも、こういう時にどんな風に書けばいいのかなと迷うこともそこそこありました。(例えば日本だと、いつもお世話になっております、、、とかお疲れ様ですとか、そういう文言から始めることが多いのですが、英語だといきなりでいいのか云々、、、)

ちなみにTOEICは、650点ほどでした。勉強をして一番いいスコアで750点はとれたのですが、それでもそれはどちらかというと点数を得るためのテクニックを得ただけで、自分の英語の実力があがっているという気はしないです。

読み、書き、会話でいうと、多くの日本人の方がそうではないかなと思うのですが、読み>書き>英会話の順番で得意でした。とはいっても、上に書いたようにどれしも得意だというわけではなかったです。

駐在後の環境と直面している課題

そんな中、アメリカ東海岸に駐在することが決まり、英語の会議なども少しずつ増えていよいよ渡米となりました。

英語に触れて英語スキル爆上がり!!

といきたいところですが、実はそうでもなく、、、。

環境は会議が全て英語、メールもチャットも基本英語という環境になりました。

そこで直面した問題!!

まさかの英語聞き取れないんですけど問題( ゚Д゚)

いやいや、日本にいたときそこそこ聞けてたし、そんあこたぁないでしょう。と言いたいのですが、そこにはいくつかの理由があるようです。

ネイティブスピード

わかったことは日本相手の会議はできるだけシンプルな英語をゆっくり話してくれていたんですよね。。。日本相手だけではない場合でも英語ネイティブばかりではなく、伝わらないと意味がないわけですからかなりゆっくり話してくれているのです。

本気モードのネイティブおそるべし。

イディオムや文化の違い

そしてそこそこでてくる会話中のイディオムもしくは、アメリカ文化ならではの会話。イディオムは、こんなの本当に使うシーンあるのかなと思ってましたが、結構な頻度で使われています。

あと、アメリカ人なのか海外の人全般なのか、とってもジョークが好きなんですよね。日本人以上にジョークが頻発されることがあるのですが、そのジョークがアメリカ文化に根付いているものが多くてわからない、、、みたいなこともありました。

加えて、仕事上のことは日本の時からやり取りをしていたのである程度わかるのですが、その言葉が具体的に何を指すのかなどの定義が異なってないかという不安もありました。

簡単な動詞と前置詞での意味

これもイディオムに近いのですが、簡単な動詞と前置詞での組み合わせの意味が沢山あるし、これがよく使われるということです。例えば、take fiveで一休みする、take itは我慢する、take one’s timeはゆっくりする。Take自体は知っていても、これがまぁまぁ曲者です。

結局英語スキルはアップしたのか?

仕事に関わる環境が全て英語になるので、読み、書き、英会話ともに少しずつ成長はしたと思います。それはメールの返事や英語の会議に対して、慣れなのかなんなのか日本にいる頃より時間がかからなくなりました。

では、日本にいるとこの成長がないのか?と問われるとそんなことはないと思います。ただ、そのためにはよほどの覚悟が必要ではないかと思います。英語圏で生活するということは、全ての生活の手続き等が英語になるので、もうどうにかやっていくしかないという環境に置かれるのですが、日本だと自分でそこに追い込む、多くの英語に触れる時間を捻出するのはなかなか大変なのではないかと思います。

ただし、やはり基本の文法や基本的な単語など英語の基礎という土台がないと、海外で生活するのも困難なのかなと思います。日本ほど、社会が優しいというわけではないので、、。

しかし、それでも陥っているのが「英語あんまり通じない問題」です。もうこれで話すのがちょっと嫌になってしまうことが多々あります。未だに話すのが怖い。同僚なども通じていると思っているけれど、本当は通じてないのかなと不安になることがあります。

その原因、もちろん複数要因がありますが、判明しました。それは発音です。

日本人で指摘されやすい「LとR」「VとB」はもちろんのこと「i」も「e」と混同されやすく困っており、少し気を付けていますが、まだまだです。

まとめ

海外で生活をすることで英語力の向上は期待できるけれど、そのためには基礎は日本で習得していた方が効率的だと思います。海外で生活することで向上スピードを速めることもできると思います。

読んでいただきありがとうございました。

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