こんにちは、オッターです。師走まであともう少しですね。
カレンダーイヤーが基準となっている会社では年末に向けて、評価に向けて同僚としてのフィードバックを求められる時期ではないでしょうか?
オッターの会社では所謂360度評価があり、フィードバックをさせていただくのですが、その過程で人は弱みを克服する必要があるのか?と考えたので今日は紹介をしていきます。
評価で必ず聞かれること
評価で必ず聞かれること、それは「ビジネスにどう貢献したのか」そして「強み」と「弱み」です。
「ビジネスにどう貢献したのか」そして「強み」というのはリンクしていて、実際の成果とその成果を発揮するためにその人がどういう能力を特に活かして成果をあげたのかを書けばいいので比較的書きやすいです。
(でもオッターは毎回、考えてしまい結構時間がかかってしまいます、、、)
そして一番困るのは、「弱み」です。弱みにも「ハードスキル」「ソフトスキル」とありますが、特にソフトスキルの場合、
- 強みと弱みは表裏一体なので、強みに繋がっている
からこそ、それを弱みとしていいのかと悩みます。
フィードバックを書きながら、ある日ふと思ったのです。
「本当に(彼ないしは彼女が)克服しなきゃいけないのか?弱みとしてフィードバックされてしまっていいのか?」と。
例えば、何事も冷静に対処する、淡々と業務をこなしていく人がいたとします。
その場合、「もう少し情熱を持って周りをまきこんでリーダーシップを示すとよい」など弱みに書かれることがあるのではないかと思います。
ただ、どんな状況であってもやるべきことを淡々とこなすことは悪いことではなく、むしろ感情にムラがなく良いことではないかとすら思います。
人は弱みを克服する必要があるのか?
結局、人は弱みを克服していく必要があるのか?
オッターの考えは、弱みである以上、ハードスキルでもソフトスキルでも、克服することはできないと思っています。
弱みに対してどんなに時間をかけて努力をしても、強みに変えてこれを武器として闘うことはできないと思います。
だからこそ、自分が闘い抜いていくための自分なりの武器(強み)を見つけて、それを磨いておく必要があると思います。
銃や刀があればいいけれど、自分には石しかない。でも石だっていいのです、ただの石じゃなくて、厚みがある石とか、鋭利な石にしておけばよいのです。もしくはすごく大きな石とか。
じゃあ、弱みはそのままで強みの強化だけでいいの?
これもオッターの個人的な意見ですが、基本的にはイエスです。
もちろんどちらもできるなら絶対にやった方がいいです。
でもオッター自身は要領がいいタイプでもなく、いくつものことは時間的にもできないなと思うため、優先順位をつけるなら強みの強化を挙げました。
ただ、’基本的に’と書いているのは理由があります。
というのは、ハードスキルは特に、その職場で「最低限求められるレベル」というのがあるため、それを満たしていない場合は取り組んだ方がいいです。
そうでないと、その職場に居続けることが難しくなるからです。
また、People managerを目指す場合、弱みを緩和することは意識したほうがいいように思います。
なぜなら周りのPeople managerである管理職の方々を見ると「バランス」がある人が多いように思うからです(*あくまでも個人的感想です)
部下を巻き込んで、一人では成し得ない成果を挙げる必要がある以上、「すごく仕事ができて論理的で問題解決に長けている」としても、あまりにもチームワークがとれない、、、などとなると、チームを任せることはできないと判断されるからではないかと思います。
また、管理職である以上、「最低限求められるレベル」のバーもあがります。
例えば外資系企業で管理職である以上、本国との交渉で業務上、最低限、先方との意思疎通や合意形成が必要なのに、英語ができなくて相手の言っていることがさっぱりわからない、、ということでは、管理職としてチームをまとめて職務を遂行することは難しいと判断されるのではないでしょうか。
弱みが理由で、自分の目指すべきキャリアが達成できないということが起こり得そうな場合は、弱みの緩和は必要に思います。
つらつらと書いてきましたが、
- 強みと弱みはリンクしているが、自分の価値を高めるうえでは武器である強みを見つけて強化することは必須
- キャリアを考える上で、弱みが大きく影響している、もしくはする可能性がある場合は弱みを緩和することはできるし、それが必要
かなと思います。
読んでいただきありがとうございました。
コメント