かなり前に仕事の納得感について記事を作成していたのですが、その後も自分自身、仕事の納得感についてどうもしっくりこないことがあると思いここ数日考えていたので、また自分の思うところを書いてみたいと思います。
仕事の納得感ってなんだろう
以前書いた記事では「何故、その業務をしなければならないのか」や「何故、チームや部署としてその行動をとらなければならないのか」ということを中心に書きました。もちろん、チームの一人一人に背景を理解・納得してもらうことは長期的なチームのモチベーションを考えれば必要不可欠なことです。
しかしながら、物事の緊急性や重要度によっては時間的猶予がなくそこまで詳しく説明することがアクションまでにはできない場合や経験が十分にはないことによって想像範囲が十分ではなく、リスクを伴う場合には上司やチームリーダーが納得を待っていられないというシーンも日常業務では起こり得ると思います。
そういった一時的な感情を溜めて爆発しないようにするためには、業務上で尊敬されるような仕事をすること(業務自体だけではなく、見方・考え方を示すこと)、人間的に嫌われないこと(敢えて、好かれることではなく嫌われないことと書きます)、日々のコミュニケーションが大事だろうと私は考えます。
ただ最初に書いたように、その後も自分の経験から納得感について考える時にどうしてもモヤモヤすることがあったのです。それは、
なぜ自分がその業務をやらなければならないのかの納得感が存在しており、その納得感を得るということの難しさです。
具体的にどういうことかというと、1つの大きなプロジェクトを完結させる場合、例えば上司の上司に対するプレゼンの機会など目立つ仕事もあれば、資料の下集めと分析といったようなあまり表には出ない仕事、さらにはもっと細かな雑用のような仕事(例えばですがそれぞれが作ったスライドのテンプレートやフォントを統一する仕事)も存在します。
その時に雑用なんかやりたくないとか、自分はもっとできる実力があるのにまともな仕事を任せてもらえないとか、やりたいことを言ったけどやらせてもらえないという不満がでてきたりして、その方の自己認知と評価の間にギャップがあるとリーダーとしては困るのです。
またその人がものすごくジュニアな人ではなくても、時にチームで仕事をするときにはそういう役回りを誰かがしなくてはならず、それがチームで働くということだと私は考えています。
しかしこのチームで働くというのはいろんな解釈ができる文言でもあり、「チームみんなで仕事をする=役割分担を決めずにみんなで業務をする」という解釈をする人が大半を占めるチームで働いたことがあります。
その結果よかったと思われることは、➀自らやりたい業務に携わることができることでモチベーションがあがること、➁自尊心や承認欲求が満たされやすく、チームの幸福度が高くなるということでした。
しかし、一方でよくなかったことは➀責任範囲が不明確で一部の人に業務負担が偏り、そういう人の不満がたまりやすい、➁成長スピードが落ちるということでした。
結局責任範囲が不明瞭であり、業務全体を把握していない人と一緒に業務をやる場合、経験値が高い人が結局やるものの、経験の浅い人はそれに気づかないが、その業務に携わったことでできるようになったと錯覚してしまうということが発生しました。
そこで改めて思うのは、チームワークとか、チームで働くことについてチーム全員が理解することが一番大事なのではないかということです。役割分担を決めて、まずはその自分が与えられたところで最善を尽くすこと、チームに自分が今、貢献できることを発揮することでチームとしてのパワーが100%発揮されるのではないかと思います。
リーダーにとって大変なことだとは思うのですが、だからこそPJを誰にどう分担するのか、そしてその理由を持っておくことは大事なのだろうなと思います。説明しなくても淡々とこなしていく人もいれば、納得してないという人もチームには存在すると思うので、、。
また、もしあなたがやりたい業務を任されないのであれば、いつかはその役割をやりたいという希望は伝えつつ、今任されていることについて期待値を確認し、全力で取り組んでみてほしいのです。機会を得るためにできるのは、伝えることだけではなく、示すことも大事だと思うのです。
できるようになったとか、できていると思っている人に毎回、君はまだその段階ではないからと伝えるのは酷だし、それは信頼関係を失うことにもつながっていくと思うので、全体像やその人がやりたい目立つ仕事を何故別の人に任せるのか、そのために今回はこういう業務をお願いしたいけれど、こういうことを期待している、、、などを伝えるのがよいのかなと思います。
ベテランの諸先輩方からするとこれはちょっとずるいやり方かもしれませんが、私が今考えているやり方です。
読んでいただきありがとうございました。
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